セミリタイアした後の心身の状態は会社に居た時と比べ物にならない。
落ち込む時や不調の時もあるが、おおむね好調である。
アレルギーだと思っていた鼻炎もなぜか治ってしまった。

会社に居た時は、抗鬱薬や睡眠薬が欠かせなかった。
でもそれは仕方ないことなのだと思っていた。
社会の役に立つにはそれぐらいのことは当たり前だ、それがやりがい、生きがいなんだと

田舎ではまあまあいい会社だったかもしれない。
給料なども他の地元の同級生などより良かったかもしれない。
世の中の役にも立ってただろう。
しかし、なにをやってもたいして楽しくない。
唯一誰もいない山の中でボーと一人お菓子を食べた時にこの上ない幸福感を感じたくらいだ。
その時は、もう正常な状態が分からなくなっているので人生そんなものだと思い込んでしまう。
他の人もみなそんなもんなんだろうなと思いこんでいる。

でもそれをいくら言い聞かしても、体調はごまかせない。
結局どう頭で納得しようとしても無理なのだろう。

やりがいを感じていたらなぜ体調が悪くなるのか?
みなぎってこないとおかしいはずだ。
それが分かったのは会社を辞めてしばらくしてからだ。

やめて間もない頃はまだそれまでの価値観で染まっている。
周りの世の中に役に立って頑張っている人がキラキラして見えて、自分が情けなく思えた。
でもそれは自分には合ってなかったという事が今はっきりと分かる。
あれこれ早くやりたいと楽しみになる。
月の予算が決まっているので、その月には予算オーバーでできないと早く次の月にならないかと心待ちにする。
そんな事は子供のころ以来ではないだろうか?

そうならないと分からないというのが怖い。

体調が一つの目安になるのかもしれない。
これをやるとどうも不安になるなとか、体調が悪くなるなと思うのなら、いくら良い事をしているつもりでも自分をごまかしているのかもしれない。